サッカー愛で前向きにしてくれるウカスカジーの音楽

Mr.Childrenの桜井和寿とGAKU-MCによるユニット「ウカスカジー」の楽曲達がサッカー愛に溢れている。いや、サッカーを通して得られる経験から、人生をポジティブにしてくれる人生愛にも溢れている。サッカー好きやスポーツ好きはもちろん、汗水流して働くサラリーマンの方々にもきっと共感できるフレーズがちりばめられた楽曲を、サッカー好きスタッフの目線から独特に紹介します。

金色BITTER/ウカスカジー

ウカスカジー『金色BITTER』

試聴・購入[AAC]

※2019年8月19日配信開始 / 配信限定ミニアルバム

 

そもそも、この二人は生粋のサッカー好き。サッカーもフットサルもプレイするし応援する。プロサッカー選手との交流も多く、ツアーの合間でもウェアとシューズを持ってサッカーをするのはファンの間では有名な話。2006年のドイツ FIFAワールドカップ サッカー日本代表の健闘と応援をテーマにした曲「手を出すな!」を【GAKU-MC / 桜井和寿 (Mr.Children) 】名義でリリース。曲タイトルの「手を出すな!」はサッカーの基本ルール「手を使ってはいけない」ということも含まれている。

 

世界が明日も続くなら/GAKU-MC

GAKU-MC/桜井和寿 (Mr.Children) 『手を出すな!』

試聴・購入[AAC]

 

2013年、“音楽とフットボール”を通じて様々なコミュニケーションをクリエイトするプロジェクト「MIFA」(Music Interact Football for All)を設立し、その立ち上げと同時にウカスカジー(ユニット名の由来はお互いの頭文字をとった”GAKU SAKU”を逆から表記。)を結成。東京の豊洲には人工芝グラウンド「MIFA Football Park」も設営。

音楽は本業、サッカーは趣味、そんな分け方ではない。サッカーも本業にしてしまうこの2人のバイタリティは底なし沼。日本サッカー協会の展開する「夢を力に 2014」プロジェクトのアンバサダーに就任し、「日本サッカー協会公認 サッカー日本代表応援ソング」としてCM・サッカー会場で流れている『勝利の笑みを 君と』を発表。この楽曲に関して2人は「バカみたいに音楽を、そしてサッカーを愛する者として、その二つに共通してある素晴らしさ(それがなんだかは はっきりとはわからないけど)それがなんであるかを感じ取ってもらえるような、そんな曲を愛情を込めてカタチにしました。是非とも聞いてみて下さい」とコメント。

勝利の笑みを 君と (配信Ver.)/ウカスカジー

ウカスカジー『勝利の笑みを 君と』

試聴・購入[AAC]

 

ウカスカジーは、テーマ曲・リード曲だけがサッカー愛・人生愛に溢れているわけではない。2019年8月現在までにアルバム『AMIGO』、ミニアルバム『Tシャツと私たち』をリリースしているが、捉え方によってはその全ての収録曲がサッカーの関する単語・フレーズ・シーンが散りばめられ、強烈なメッセージも感じた。数曲を抜粋し、あくまでもmoraのスタッフ独自の解釈として紹介します。

We are not afraid】(ミニアルバム「金色BITTER」収録)
試合開始前、対戦相手と向かい合う。誰もが思うはずだ、「なんか強そう…」。だから戦わないのか? 挑戦しないのか?これは戦いだ、逃げるな。そして安心して欲しい、相手も同じように感じているはずだ。勝敗の分け目は気持ち次第だ。さらに安心してほしい、君を応援している仲間がいるから。とりあえず叫ぼう「怖がってなんてないですから!」、そうすればなんとなかることも多いはず。 こんなメッセージを受け取った。

mi-chi】(アルバム「AMIGO」収録)
目標(ゴール)の設定を低くすれば、ストレス無く過ごせるかもしれない。けどそれでいいのか?ストレスや困難の先に”成長”があるのではないのかい? サッカーで言うと、ゴール前の密集で難しいスルーパスを通すことができれば、得点につながりやすいのは分かっているだろう。それが分かっているなら目標は高く設定して、失点しても前を向いて、未知なる道を進んだほうが楽しいんじゃない? ”苦労は買ってでもしろ” こんなメッセージを受け取った。

握手】(アルバム「AMIGO」収録)
スポーツで欠かすことのできない握手。どんなにエキサイトして身体をぶつけ合い、時にエキサイティングしてケンカになったとしても、試合終了時には握手。握手をして、あの小競り合いはなかったことにしよう。スポーツに限らず日常生活でも同じ。どんなに熱くなっても引きずってはいけない。時に冷静にならなくてはいけない。暴力は絶対にいけない。握手には不思議な効果がある。恥ずかしがらないで握手しよう。たとえ少し汗ばんでても気にしない。こんなメッセージを受け取った。

HAPPY HOUR】(ミニアルバム「Tシャツと私たち」収録)
まるで試合のハーフタイムショー。歌詞の「縦」「横」という言葉がバルセロナFCのパスワークのように華麗に飛び交う。いや、パスワークだけでない、この曲は踊れるんだ。時にみんなで一緒に踊ろうではないか。何も考えずに 4:45 踊ればHAPPY HOUR間違いないんだ。そのための振付解説動画も用意した、さぁ踊ろう。

 

 

ウカスカジーによる作品は噛めば噛むほど味があると思う。。自分の心に少しでも刺さる歌詞を探して、より前向きな姿勢でこの時代を戦おう。